私が最近韓国にハマれない理由
高校の頃、KーPOPが大好きでした。
人並外れたビジュアルの良さ、衣装、世界観、韓国にしか出せないあの雰囲気が大好きで、高校の私は夢中でYouTubeのMVを漁ったり、推しのグループのカムバックを心待ちにしていました。
でも、最近は全く追ってません。「あっ、この曲いいなあ」と思うものもあるけど、深くハマることは無い。
なぜでしょう。色々考えてみました。
カウンターカルチャーとして機能しなくなってきた
そもそも、このテーマについて考えようと思ったきっかけがこの記事です。
「若者たちが韓国に熱狂するのは、若者たちの感じている「韓国のよさ」が「大人にはわからないもの」だから――つまり、「韓国」が、若い世代にとって一つのカウンターカルチャーとして機能しはじめている」 https://t.co/gFr4PPHaxg
— パンス (@panparth) October 8, 2019
なるほどね…………わかりやすい。
なぜ韓国文化が日本でここまでヒットしたのか、それは「韓国」がカウンターカルチャーとして「大人にはわからない良さ」があるから、という側面があるというのには大いに納得です。
しかし最近は、韓国文化が日本で浸透しすぎて(良い事なのですが!)、カウンターカルチャーとしての魅力は薄まりつつある気がします。
韓国といえば個性的で可愛い色使いやデザイン、キャラクターが特徴だと思います。街でカカオフレンズのグッズを持っている子をみかけると「おっ」て思いました。
最近ではカカオフレンズしかり、BT21しかり、別段韓国が好きでなくても知っていたり身近に感じることも多いのではないでしょうか。防弾少年団を知らないバイト先の先輩がLINEでBT21のスタンプを送ってきた時は驚きました。
このように、個性が売りだった韓国文化ですが、個性がなくなってしまったのではないかと思います。
韓国アイドルに対する事務所と大衆の民度の低さ
もともと私は韓国アイドルオタクでした。2015〜17年頃が全盛期でしたね。ではなぜ私は韓国アイドルから遠のいたのか。
大きな理由としては、アイドルの人権が完全に無視されているからです。これは断言できます。
アイドルの私生活まで追いかけ回すサセンやマスター、過酷な労働環境にアイドルを放り込む事務所、アイドルの粗探しをしてことあるごとに炎上させようとするネチズン……。うんざりします。
そして最近、こんなことがありましたね。
私が高校の頃、全身全霊で推していたモネクからウォノが脱退しました。SNSの炎上から始まり、元カノ(今は男になっていますが)の登場で有る事無い事ネットの海に流され、最後はウォノがグループ脱退、さらには事務所と契約解除して事態が収束したようです。(収束してねえよ!!!私らのウォノちゃんは永遠だよ!!!!)
こんな脱退の仕方、最低としかいいようがありませんでした。
モネクのファンならウォノが昔やんちゃしていたことも、それを反省し償おうとしてきたことも知っている。ウォノがどれだけ心が優しく、同じくらいに脆いかも。
そんなこと考慮もしない外野が石を投げ続け、一人の人間を壊してしまった。脱退から一週間も経たずに、皆この騒動を忘れたかのように生きているし、他の標的を見つけて攻撃している人間もいる。
しかも、これが初めてではないですよね。
どこへ行っても追われ続ける環境でパニック障害になったアイドル、重すぎるプレッシャーに自ら命を絶ってしまったアイドル……。韓国アイドルのオタクをしている人ならたくさん見てきましたよね。
ウォノの騒動があって、私は完全に韓国アイドル業界を追うのをやめようと決意しました。こんな世界間違っている。私は舞台の上で夢を叶えて輝いている人間を見るのが好きなのに、その子達の幸せが約束されない未来なんて応援できないと思いました。
韓国文化、悪いことだけじゃない
今まで自分の言いたいことを書いてきたので、「お前はもう韓国が嫌いなのか?」と思うかもしれませんが、嫌いではないです。韓国のファッションやメイクは自分に合っていると思うし、最近では韓国文学も注目され始めていますよね。
日本人として、韓国から学ぶことはまだまだたくさんあると思います。
これからはアイドルとかポップカルチャーという側面ではなく、他の視点から韓国文化に触れてみようかなと思います。
そうすれば、また新しい一面に出会えるかも。